一株当たりの配当金を株価で除して算出します。一株株式を保有した場合に、年間でどの程度配当が得られるかを示し、株式投資をする際の尺度で有名なものの一つです。
銀行預金の利回りは複利ですが、配当利回りは配当金を再投資できないことがあるので、預金金利と単純比較はできません。株価が下落した際に配当利回りが高い銘柄はある程度の水準で配当金狙いの資金が流入するため、下値が固い傾向があります。
配当金は企業業績が悪化した際に、減少する(減配)する可能性はありますが、株価の変動で得られる利益(キャピタルゲイン)よりもリスクは少ないため、配当金による収入(インカムゲイン)を重視する投資家も存在します。過去の利回りではなく、将来もらえる配当金が重視されますので、予想配当金で計算した予想配当利回りが一般的に利用されます。
会社四季報オンラインでは、予想配当が「100~120円」のように幅がある場合は、下限値(「100~120円」の場合は「100円」)を使って予想配当利回りを算出しています。
会社四季報オンラインのスクリーニングでは、今期・来期について、数値を設定して銘柄を検索できます。